ティルダ・スウィントン ( Tilda Swinton ) [スノーピアサー] (2013) のエレガント・シーン
ティルダ・スウィントンは温暖化緩和策の失敗により人類や生物の大半が死滅した厳しい氷河期に突入した地球上で、唯一生き残りの人類を乗せて凍結した世界の中を疾走する弾丸列車の所有者の部下という役柄。すさまじいメイクアップ(ダウン?)で醜女を演じています。 ★★★☆☆ |


■[スノーピアサー] SnowPiercer (2013)



人類の過ちによって氷河期を迎えた地球の雪原や氷河の中を駆け抜ける弾丸列車から望む白を基調としたCG背景がとてもビューティフルなSF映画。
停止すると車輪が凍結して動かなくなってしまう(?)ため、半永久的に駆動しつづけなければならない列車の中という閉ざされた空間の中で、最後尾の貧民層から最先頭列車の富豪で所有者=列車世界の支配者を倒すべく、クリス・エヴァンスがリーダーとなって、車両の中を前進していきます。
ティルダ・スウィントンは支配者側の人物で、貧困層の民衆と威圧的に対峙するヤナ官僚女を演じています。クリス・エヴァンスらが決起した際に捕虜となり、列車の支配者エド・ハリスを裏切り車両先頭部へとクリス・エヴァンスらを案内していきますが、隙があらば立場の再逆転を狙っています。
途中で黒人職人さんが握っている寿司バーに立ち寄りますが、お寿司はたべさせてもらえず、貧民層が常食としているゴキ*リみたいな昆虫から加工されたたんぱく質の茶色いゼリーブロックを食べさせられたりしますが、ティルダ・スウィントンは銃撃戦がおきた際に射殺されてしまいます。
列車は物語の最後に、ソン・ガンホによって仕掛けられた爆薬(にもなる麻薬)の爆発で橋梁から雪原の中へと落下し、車両に搭乗していた人々も死滅するという暗い結末のお話。その直前に、クリス・エヴァンスは支配者のエド・ハリスからいろいろ救いのない話を聞かされ絶望しますが、世界が破滅したときに列車後部で起きた悲劇への贖罪をこめて、腕を切断しながら黒人の子供を救出します。
白クマさんが生存していたからといって救いになるかどうか微妙な結末でした。
Tilda Swinton ティルダ・スウィントン


ティルダ・スウィントンが出演している作品のDVD・Blu-Ray情報
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『スノーピアサー』予告編 - Youtube
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