アナマリア・マリンカ (Anamaria Marinca ) [エウロパ] (2012) のエレガント・シーン
木星の衛星エウロパの地表を覆う氷の下に水の海が存在し、そこに生命が生存する可能性があることから、民間企業の資金で建造された探査宇宙船エウロパ・ワンに搭乗して木星の衛星エウロパに向かった6人の宇宙飛行士の悲劇を描いたお話。2名の女性宇宙飛行士のうち、アナマリア・マリンカはポーランド女子カロリーナ・ヴィドラが科学責任者に対して宇宙船パイロットとして搭乗します。 ★★★★★ |


■[エウロパ] Europa Report (2012)

物語は記録映画のように進行します。探査宇宙船エウロパ・ワンのミッションの背景や搭乗する宇宙飛行士たちをニュース報道番組のアーカイブを見ているかのような感じで映画は紹介し、たいへんリアルな感じで進行です。
現実的に撮影不可能な宇宙船のロングショットはほとんどなく、実機かのようなフロントカメラ・リアカメラの映像で宇宙船側から地球や太陽、木星が機体といっしょに映し出されます。
太陽フレアの衝撃で故障した通信システム障害を修復しようとした2名の男性宇宙飛行士ミカエル・ニクヴィストとシャールト・コプリーがトラブルに遭遇し、シャールト・コプリーは慣性で探査宇宙船エウロパ・ワンの機体から離脱していってしまいます。
宇宙空間に放り出されたシャールト・コプリーの目線で探査宇宙船のロングショットが映し出され、初めて機体の全景が見ているものにわかります。
DVDパッケージのキャッチコピーが宇宙船密室ホラーっぽい印象を与えますが、そういう感じではなく、6名の宇宙飛行士は宇宙空間や木星の衛星エウロパの氷原上でさまざなな障害に遭遇し、命を落としていきます。
木星が遠方の空に浮かぶ衛星エウロパの氷原の様子や、その地下の海の様子の映像に少し衝撃を覚えました。かなりリアルな感じです。
生存者のような感じでアナマリア・マリンカの証言映像が物語の途中に挿入され、アナマリア・マリンカは無事に帰還できた人となるのかとも想像させられますが、衛星エウロパに軟着陸した後に着陸船内で撮られた映像であることが明らかになります。
アナマリア・マリンカが無事に衛星エウロパの氷上から離脱できたかは不明な感じで物語は終わります。男優陣も スウェーデンのミカエル・ニクヴィストや南アフリカのシャールト・コプリーなど国際色豊かで、見ごたえのあるお話でした。
ぜひとも[エウロパ2] Europa Report 2 という感じで続編をつくってほしいです。実質生存しているかもしれないのはアナマリア・マリンカひとりですが、木星軌道上に浮遊する[エウロパ・ワン]の救出に[エウロパ2]が発進していたという感じでぜひお願いします。
Anamaria Marinca アナマリア・マリンカ

エウロパ(字幕版)

アナマリア・マリンカが出演している作品のDVD・Blu-Ray情報
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映画『エウロパ』予告編 - Youtube